インターンシップ(M1太田)

2018年度JICAインターンシップ・プログラムに参加し、2019年2月初旬から3月半ばまでエチオピア事務所に赴任しました。提案型案件という参加者側が実施内容を提案できる案件で、「エチオピアにおける初等教育中退問題と再教育機会の検討」をテーマに首都アジスアベバとオロミヤ州で調査する機会を得ました。初等教育機関と夜間学校やNGO運営校などの代替教育機関を訪問し、生徒数・出席率・中退率・復学率などの基礎データの収集と授業視察を行った他、中退者・復学者・代替教育機関の生徒を対象に、現在の生活状況や中退または復学に至る経緯についてインタビューを行いました。

現地では問題の壮大さや複雑さに頭を抱えながらも、エチオピア事務所をはじめ教育機関関係者、インタビュー対象者など多くの方々の協力のおかげで、なんとか調査を形にしていくことができました。インターンシップを通して、自身で調査活動を提案、管理する難しさやおもしろさを学ぶことができたと考えています。

毎日食べた伝統食インジェラや事あるごとに飲んだブンナ(コーヒー)、エチオピアで出会った方々のことを忘れずに、よりよい研究にできるよう邁進していきたいと思っています。

写真は、中退後靴磨きをしている少年たちにインタビューをした時の様子です。